生命医科学部

医生命システム学科/大学院 医生命システム専攻

DEPARTMENT OF MEDICAL LIFE SYSTEMS / GRADUATE
SCHOOL, MAJOR OF MEDICAL LIFE SYSTEMS

神経生理研究室

Neurophysiology Laboratory

(齋藤直人)

中枢神経系が高度な情報処理を行う上で、個々の細胞が生物学的にどのような応答をし、どのようなコミュニケーションをしているのかを研究しています。
神経系可塑性メカニズム。cAMP動態解析。

(池川雅哉、角田伸人)

質量分析法を用いてタンパク質や代謝物の総体的な変動を解析し、難病やモデル動物の病理研究を行うことを目的として研究を行っている。これらは、プロテオームやメタボロームと呼ばれ、ひとつの分子のみではなく、網羅的な分子を対象とし、発症に関与している分子を探索することにより発症機序解明を行う。
・アルツハイマー病脳プロテオーム解析
・多発性硬化症のバイオマーカー探索と治療薬の開発
・心臓血管外科領域における移植免疫研究
・拡張型心筋症の心臓病理研究
・胸腺を中心とする免疫代謝研究
・嗅覚・聴覚障害モデルの作出とイメージング質量分析法
・メダカのプロテオーム・メタボローム解析
・食品の消化・分解・吸収機構の可視化
・生体組織の元素イメージング法の開発
アルツハイマー病(Alzheimer’s Disease; AD)脳における血管や脳実質へのアミロイドベータ(Aβ)ペプチドの蓄積は病態形成の中心的イベントであるが、その分子基盤については未解明である。我々はこれまでイメージング質量分析法(Imaging Mass Spectrometry:IMS)を用いてヒト剖検脳組織を対象に直接マトリクス支援レーザー脱離イオン化(MALDI)型質量分析計を用い網羅的Aβプロテオフォームのマッピングに成功している。

(西川恵三)

細胞を取り巻く生体微小環境は、細胞の特性を決める重要な役割があります。本研究室では、微小環境を構成する要素のなかでも栄養因子(酸素やアミノ酸など)に注目し、生体内栄養環境と細胞の運命決定をつなぐ代謝性制御の解明に取り組みます。また、当該知見をもとに、栄養・代謝状態に摂動をもたらす食品・天然化合物を同定することで、運動器疾患に対する新規予防・治療法の確立を目指します。
・骨代謝制御にかかわる代謝エピジェネティクス研究
・ロコモティブ症候群の予防・健康寿命の延伸を目指した食品科学研究
・二光子励起顕微鏡を用いた生体イメージング研究