2022年5月28日に滋賀医科大学にて開催された第68回日本生化学会近畿支部例会において、和田恵佳さん(生命医科学研究科・医生命システム専攻・再生医学/遺伝情報研究室[遺伝情報研究])が優秀発表賞を受賞しました。本発表では、転写因子Nrf3がメラニン産生の中核となるMitf-チロシナーゼを介した経路を活性化するだけでなく、オートファジーによる細胞膜輸送系を制御することでメラニン産生カスケードを最適化することを明らかにし、その研究内容が高く評価されました。
和田恵佳さんのコメント:
研究室のメンバーの力が結集して得られた研究成果によって、このような賞をいただきとても嬉しく思います。いつも親身になってご指導してくださった先生方や先輩方、ともに学んできた同期、後輩の皆さまに感謝申しあげます。研究は試行錯誤の連続だと思います。期待した結果を得られないことも多々ありますが、工夫を重ねて良いデータが得られたときの喜びが、私にとって研究の駆動力になっております。さらなる発見ができるよう、これからも粘り強く研究に取り組んでいきたいと思います。
発表題目:転写因子Nrf3は細胞膜輸送系の制御を介してメラニン産生カスケードを最適化する
発表者(受賞者):和田恵佳(生命医科学研究科 医生命システム専攻 1年次生)
連名者:中田創太(生命医科学部 医生命システム学科 卒業生)
増田遥(生命医科学研究科 医生命システム専攻 博士前期課程2年次生)
住春菜(生命医科学部 医生命システム学科 卒業生)
和久剛(生命医科学部 医生命システム学科 准教授)
小林聡(生命医科学部 医生命システム学科 教授)
