医生命システム学科の取り組みが紹介されました。
―「本物見ること重要」 コロナで実習できない学生宅に顕微鏡送り指導―
新型コロナウイルスの影響で、ほとんどの大学では対面型の講義ができない状態が続いています。そのような中、医生命システム学科で「人体の構造と機能」実習を担当している宮坂知宏准教授は、同学科3年生73人の自宅に顕微鏡を送り、組織の観察やスケッチをしてもらう「自宅実習」を始めました。顕微鏡にマウスやラットの組織標本を同封し、学生は送られた顕微鏡で組織をスケッチして宮坂准教授にメールで送ります。宮坂知宏准教授は、週に1回オンラインで見逃している細胞を指摘するなどの指導を行っています。
実習担当の宮坂知宏准教授のコメント
「対面禁止は科学教育機関にとっては致命的でした。このようなピンチの時にこそ何が出来るのか?みなさんもそう考えてほしいです。本来はもっと多彩なヒトの組織を観察する予定でした。規制が解けたらいつでも見に来てください。サポートしてくれた角田伸人先生、実習支援員、TA の皆様に感謝致します。」
医生命システム学科教務主任の小林聡教授のコメント
「今回の取り組みは、宮坂先生をはじめとする実習担当教員が考え出したダイナミックな実習形式です。このように同志社大学は学生のみなさんに様々な学習のチャンスを提供しています。ぜひとも、これを血肉としてもらいたいです。」
本取り組みの記事は毎日新聞2020年6月11日に掲載されました(https://mainichi.jp/articles/20200611/k00/00m/040/084000c)。