システム生命科学研究室の野口範子教授、浦野泰臣准教授、木村勇輝さん(生命医科学研究科医生命システム専攻博士課程前期2年)らと分子生命化学研究室の西川喜代孝教授の共同研究による成果が「Biochimie」に掲載されました。
脳特異的に産生されるオキシステロール(酸化されたコレステロール)である24S-hydroxycholesterol(24S-OHC)はアルツハイマー病発症への関連が示唆されています。24S-OHCは神経細胞に細胞死を誘導し、ビタミンEのうちα–トコフェロールはその細胞死を抑制しますが、その詳細な機構は明らかにされていませんでした。
本研究では、24S-OHC誘導性細胞死にcalcium/calmodulin-dependent protein kinase II(CaMKII)のリン酸化が関与し、トコフェロールがそのリン酸化を抑制することが明らかになりました。
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関連情報:
https://www.sciencedirect.com/science/article/pii/S0300908418301998?via%3Dihub