生命医科学研究科のBiplab Kumar Dashさんらの論文が「Redox Experimental Medicine」に掲載されまし
生命医科学研究科医生命システム専攻システム生命科学研究室のBiplab Kumar Dashさん、浦野泰臣准教授、野口範子教授らの招待総説が2022年8月付「Redox Experimental Medicine」に掲載されました。
パーキンソン病原因遺伝子の一つであるPARK7がコードするタンパク質DJ-1は、抗酸化防御をはじめとして多くの生理的機能を持つ多機能タンパク質です。そのためDJ-1の機能異常は神経変性疾患やがん、炎症性疾患など様々な疾患に寄与しています。システム生命科学研究室では、これまで酸化型DJ-1の特異的抗体の樹立やオートファジーを介した非典型的な分泌機構などを明らかにしてきました。本総説は、新たに創刊されたRedox Experimental Medicine 誌の第一巻を飾る論文の一つとして、DJ-1の機能や疾患への関与を紹介するとともに治療標的としての価値を議論しています。
総説の詳細は、以下の関連情報をご覧ください。
関連情報:
URL: https://rem.bioscientifica.com/view/journals/rem/2022/1/REM-22-0007.xml
DOI: 10.1530/REM-22-0007
著者:Biplab Kumar Dash, Yasuomi Urano, Yoshiro Saito, and Noriko Noguchi
タイトル: Redox-sensitive DJ-1 protein: an insight into physiological roles, secretion, and therapeutic target
雑誌: Redox Experimental Medicine, (2022) 2022, R96-R115.