11月6日~7日に開催された「生命金属に関する合同年会(ConMetal 2020)」において、北林奈々子さん(生命医科学研究科・システム生命科学研究室・修士課程2年)が実行委員長賞を受賞しました。
一般的にセレン運搬タンパク質として知られているセレノプロテインP (SeP)が膵β細胞で欠損すると、ライソソーム依存的なインスリン分解が亢進すること、そのメカニズムとしてPKD1の活性化が関与することを報告しました。糖尿病患者の血中インスリンの減少を防ぐことは治療における大きな目標の一つになっており、インスリンが減少する新たなメカニズムの発見が高く評価されました。
<受賞者コメント>
4年生の頃から学会で賞を受賞したいと強く思っていたため、最後の学会で受賞することができ、本当に嬉しく思います。3年間研究に励んできて、自分の研究が評価されて良かったです。指導して下さった先生方に本当に感謝しています。
<発表題目>
膵β細胞モデルMIN6におけるSelenoprotein P欠乏に伴うInsulinの低下メカニズム
<連名者>
三田 雄一郎 (生命医科学部 助教)
中尾 昌平 (生命医科学部)
斎藤 芳郎 (東北大学 薬学部 教授)
野口 範子 (生命医科学部 教授)