生命医科学部

医生命システム学科/大学院 医生命システム専攻

DEPARTMENT OF MEDICAL LIFE SYSTEMS / GRADUATE
SCHOOL, MAJOR OF MEDICAL LIFE SYSTEMS

研究機器紹介

Research equipment introduction

共焦点顕微鏡 LSM900 (Zeiss)

生細胞や固定細胞の蛍光染色像を、高精細に取得できる顕微鏡です。調べたい分子やオルガネラの細胞内での局在や形態を顕微鏡を使って解析することは、生命科学研究において必須の技術と言えます。共焦点レーザー顕微鏡は、この目的のため汎用される顕微鏡であり、LSM900では非常に高感度に蛍光染色像を取得できます。いままで見えなかったものが見えるかもしれない、貴方も是非使ってみてください。

超解像顕微鏡 Stimulated emission depletion (STED)顕微鏡 SP8 (LEICA)

通常の光学顕微鏡では、物理的限界によりその解像度は 200 nm 程度でした。これに対し、STED顕微鏡では誘導放出という現象を利用することにより解像度を数10 nm まで小さくする事が出来ます。これまで大きな細胞内小器官の観察がいいところでしたが、 STED顕微鏡を使うことにより微小管1本やそれに付随するタンパク質を可視化、観察することが可能となります。

質量分析計 MALDI-TOF/TOF 4800 plus Analyzer(Sciex)

タンパク質などの分子を含んだ1滴の液体を乾燥させ、レーザーを照射すると、イオン化された分子は機器内を飛行します。質量によって飛行時間が異なるため、データベースと照合することで、サンプルに含まれている分子を正確に同定することができます。

フローサイトメーター FACS AriaⅡ(BD)

細胞懸濁液を細く流して(フロー)、一列に並んだ細胞に様々な波長のレーザー光を照射し散乱や強度を測定する装置(サイトメーター)です。これにより不均一な細胞集団から、個々の細胞の大きさやDNA・タンパク質の含有量、細胞の生存率や細胞周期、細胞サブセットなど様々な情報を迅速かつ正確に定量することができ、がんや免疫など様々な研究で活用されています。

DNAマイクロアレイシステム GeneChip Hybridization Oven 645/Fluidics Station 450/Scanner 3000 (Affymetrix)

DNAマイクロアレイとは、一辺数センチの基盤上に数万種類のDNAを配置・固定(アレイ)したマイクロチップを用いて遺伝子発現を解析する装置です。これにより、 ある細胞に発現しているほぼ全ての遺伝子を一度に解析することが可能となることから、病態や疾患の原因となる遺伝子探索やなどに利用されています。

DNAシークエンサー SeqStudio Gentetic Analyzer (Applied Biosystems)

極細の管中でアデニン、グアニン、シトシン、チミンの4塩基の並びを順番に読み取ること(シークエンシング)ができる装置です。これにより、DNA配列を短期間かつ簡便に決定することが可能となり、生命の設計図であるゲノムDNAの配列決定や、異なる遺伝子をつなぎ合わせる組換え体作成など様々な研究に用いられています。

表面プラズモン共鳴装置 Biacore T100 (GE healthcare)

蛍光プレートリーダー Envision Multilabel Counter (Perkin Elmer)

核酸自動分離装置 GENE PREP STAR PI-80X (KURABO)

超遠心機 Optima L-90K(BECKMAN COULTER)

ゲルイメージャー Molecular Imager Pharos FX System (BIO-RAD)

フィルム現像機 メディカルフィルムプロセサーCEPROS SV(Fuji film)